Atelier d’ Papier アトリエ・パピエール

2026/04/17 17:43

Atelier d' papierでは、海外の素敵な紙を使用した商品を皆様にお届けしています。

多くの方からご好評の声をいただいているデザインペーパーですが、アンティークな雰囲気が特徴の紙は、イタリア・フィレンツェに拠点を置く、Rossi 1931(ロッシ1931、以下Rossi)社の物を使用しています。

世界中に無数に存在するペーパーブランド。その中で、なぜ私たちがRossiの紙に心惹かれ、皆様にお届けしたいと思ったのか。それは、初めて彼らの紙を手に取った瞬間の感動が忘れられないからです。

触れたときに感じる、伝統的な製法で作られた紙の手触り。イタリアの歴史を感じさせるデザインと色彩。光の加減で表情を変える、重厚で品格のある金色の輝き。

単なるきれいな紙ではありません。
フィレンツェの豊かな文化と職人の誇りが凝縮された、一枚の芸術品でした。

この記事では、そんなRossi 1931社の歴史や魅力、そしてAtelier d' papierが提案するRossiの楽しみ方についてご紹介します。

本記事を作成するにあたり、Rossi 1931社の皆様より、画像使用に関する公式な許可をいただくことができました。
この場を借りて、心より感謝申し上げます。

1.フィレンツェで生まれた、Rossi 1931の物語


フィレンツェで生まれた小さな工房の情熱
Rossiはその社名にもあるように1931年、アントニオ・ロッシ氏によって、フィレンツェ近郊のボルゴ・サン・ロレンツォに小さな活版印刷工房として設立されました。

しかし、第二次世界大戦中、爆撃により工房は壊滅。

それでも戦後、イタリアを訪れる外国人観光客をターゲットに、高級カードやレターセットを製造・販売したことで、事業を再建。ブランドは大きな発展を遂げました。

1965年には戦後経済復興の功績が認められ、イタリア共和国大統領から「カヴァリエーレ(騎士)」の勲章が授与されるほど、その情熱と技術は高く評価されました。

Rossi 1931の国際的な飛躍と発展

息子のジョルジオ・ロッシ氏の代には、Rossiはさらなる飛躍を遂げることになります。

従来の伝統的な製造方法は維持しながらも、最新の技術を積極的に取り入れることに注力。

それに伴い、ドイツ・フランス・イギリス・アメリカへと積極的に販路を拡大し、国際的な輸出企業へと変貌を遂げることになりました。

この国際化の過程で、ジョルジオ氏の妻であるパトリツィア・マルゲリ氏の存在は欠かせません。
彼女は、その豊かな芸術センスとデザインへの深い洞察力で、Rossiの製品に新たな息吹を吹き込みました。

1988年、ジョルジオ氏はミラノの有名な美術出版社「エディツィオーニ・ダルテ・ドルドーニ」を買収しました。

これによって、Rossiは主要な国際的美術館が所有する6,000点以上の美術複製画のアーカイブを取得。

このアーカイブは、デザインの多様性と芸術性を飛躍的に向上させ、他社には真似できない多数の魅力的なデザインの源となっています。

伝統と革新の融合が支える、世界に愛されるものづくりの拠点

創立70周年にあたる2001年には、工場のさらなる拡張と高度に専門化された最新機械の導入が行われました。2003年には建物が全面的に改装・再編され、約5,000平方メートルの規模に拡大しました。

この広大な敷地には、最新鋭の設備と、創業当初から大切に使い続けられているヴィンテージの印刷機が共存しています。

また、Rossiの製品はアメリカ・日本・ドイツ・イギリスなど世界各国で販売されており、国際市場でさらなる存在感を示しています。

このようにグローバルブランドとして大きな成長を遂げているRossi ですが、現代においても家族経営の体制を維持し、創業の地であるボルゴ・サン・ロレンツォの工場で製造を続けています。

これは、イタリアの伝統への愛と技術革新の融合というRossiの大きな成功の秘訣を、今もなお大切にしていることの現れです。

画像左から:タッデオ氏・ジョルジオ氏・マッティア氏

現在の経営は、三代目のマッティア・ロッシ氏(営業・マーケティング・クリエイティブ担当)とタッデオ・ロッシ氏(生産・材料調達担当)が指揮を執っています。

世代を超えて受け継がれる家族の絆と、ものづくりへの情熱が、Rossiの製品一つ一つに温かいぬくもりを与えています。

2.「イタリアの伝統への愛」と「技術革新」の融合

Rossiの発展には「イタリアの伝統への愛」と「技術革新」の2つが根底にあります。これは単なるスローガンではなく、工場での製造プロセスと、素材に対する並外れたこだわりによって実現されています。

伝統技術と最新機械の共生

Rossiの工場では、1931年の創業当時から受け継がれている活版印刷技術を現在も使用しており、一部のラインナップでは、熟練の職人が一枚づつ丁寧に活版印刷を行っています。

手作業での印刷のため、インクの乗り方や活版印刷特有のデコボコ感はすべてばらついており、独特の深みと質感を生み出しています。

また、非常に複雑で繊細な文様を再現するために、独自の「ホットリリーフ(熱浮き出し)スタンピングシステム」や金箔のホットフォイル、エンボス加工が施されています。

こうしたRossiの加工技術の中で、最も特徴的なのが金粉印刷(ブロンズパウダー)です。
この本物のブロンズパウダーを使用した金粉印刷は、一般的な印刷とは一線を画する仕上がりです。

自然光の下では、まるでアンティークの金細工のような落ち着いた鈍い輝きを放ち、照明の下では、その輝きが一層増し、上品な高級感を演出します。

見る角度によって表情を変える輝きは、まさに芸術と言える仕上がりです。

素材と品質への徹底的なこだわり

Rossiは「書く」という体験を向上させるために、素材選びにもこだわっています。

カードや封筒などのステーショナリーに使われている紙は、木綿を使用した手漉き紙を使用しています。

伝統的な手法によって製造されたこの紙は、柔らかい手触りと重厚感、木綿ならではの自然な風合いは、視覚と触覚の両方で楽しんでいただける仕上がりです。

デザインペーパーにもRossiならではのこだわりが込められています。

私たちが使用しているデザインペーパーは、イタリア産の上質な漉き紙に印刷を施したもの。

85g/㎡と薄手でありながら、弾力性に富んでおり、ギフトラッピングはもちろん、製本、スクラップブッキング、デコパージュ、カードメイキングなど、多様なクリエイティブの場面で活用されています。


ルネサンスの息吹を感じる伝統的なモチーフ
Rossiのデザインペーパーの代名詞ともいえる、古典的でエレガントなデザインたち。

これはルネサンス期のフィレンツェのデザインに強く触発された、パトリツィア・マルゲリの手によってデザインされています。

アラベスク、バロック様式の花々、フィレンツェの象徴であるユリ、孔雀、蝶、レモンなどの動植物が描かれており、独自の工程を経て印刷されることで、特徴的な色彩が生まれています。

この伝統的なデザインを引き立てるのが重厚感のある金のハイライト。
前述のとおり、本物のブロンズ粉末(金属粉末)を使用しているのが大きなこだわりです。

時代を超えて愛される、モダンで革新的なデザイン

伝統を守る一方で、Rossiはよりモダンなテーマも積極的に取り入れています。

1930~70年代のファッションやヴィンテージのポスター、マッチ箱、瓶の王冠といったデザインは、ノスタルジックなテーマで見る人の心を惹きつけます。
さらに、解剖学的観点から描かれた人間の心臓や脳、頭蓋骨や手といった、非常にユニークなデザインも展開されています。

伝統的なブランドでありながら、斬新なテーマも取り入れていくこの姿勢が、Rossiの多彩なラインナップを支えていると言えるでしょう。

3.地球にも優しいRossi 1931の取り組み

Rossiは美しい製品を生み出すだけでなく、地球環境への配慮も忘れません。

約10年前から、一部のラインナップは野菜や果物の廃棄物を最大15%活用したエコペーパーで製造するなど、再生素材の活用に積極的に取り組んでいます。

キウイ、アーモンド、柑橘類、ナッツ、ラベンダー等、通常であれば飼料や肥料として再利用されるか投棄されるものを使用したこの紙は、使用されている素材の要素が表面に現れており、独特の質感が生まれています。

これらの環境に配慮した紙は、100%環境に優しいエネルギーによって製造されており、FSC(森林管理協議会)認証も取得しています。

こうした取り組みの背景には、紙の原料は木が主流である現在、木材だけに頼っていてはいずれ森林が消滅してしまうという危機感があります。

持続可能な方法で紙を提供することで、未来の人々のために環境を守るという強い意志のもと、Rossiは環境に配慮した製品の製造に力を入れています。

4.Rossi 1931を、日常で楽しむ

Rossi 1931のデザインペーパーは、それ自体が美しい芸術品です。Atelier d' papierではその魅力を最大限に引き出し、日々の暮らしに手軽に取り入れていただけるようなオリジナルアイテムをご用意しています。

ここでは、おススメのアイテムとその活用法をご紹介します。

JAVARA:日々の思い出を綴る、特別な一冊
表紙にRossiの上品なデザインペーパーを使用した「JAVARA」は、日常の記録を、特別なものへと変えてくれるアイテムです。

旅の思い出をスクラップしたり、日々の出来事を絵日記のように綴ったり、アイデアスケッチを描いたりと、使い方は無限大。ただ貼るだけで、ひとつの作品のように仕上がります。

「記録する」から「残したくなる」へ。

そんな体験を、ぜひ味わってみてください。

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デザインペーパーシール:気軽に彩りをプラス
デザインペーパーを、手軽に使えるシールにした「デザインペーパーシール」。

手帳やノートのデコレーションはもちろん、ギフトの封留めや、シンプルなカードのアクセントとして。たった一枚貼るだけで、いつものアイテムの印象ががらっと変わります。

「少し足りない」を、ちょうどよく満たしてくれる存在。

様々なデザインをコレクションして、気分に合わせて使い分けるのもおススメです。

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ぽち封筒:心遣いを伝える小さな芸術品
ちょっとしたお礼やお祝いも、包み方ひとつで印象は変わります。

Rossiのデザインペーパーで作られたぽち封筒は、受け取った瞬間に「なんか素敵」と思わせる一枚。
お小遣いを渡すとき、メッセージカードを添えるとき、あるいは小さなギフトを贈るときなど、様々なシーンで活躍します。

日常のふとした場面で差がつく、大人のためのアイテムです。

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デザインペーパーコースター:日常に、さりげない上品さを
Rossiのデザインペーパーと日本の特殊紙「マーメイド あわせ」を組み合わせた「デザインペーパーコースター」。

来客時はもちろん、普段のコーヒータイムにグラスの下に一枚敷くだけで、テーブルの雰囲気がぐっと変わります。

PP加工も施しているので、実用性もバッチリ。

額装して、小さなインテリアとして活用していただくのもおススメです。

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5.Rossi 1931で、心豊かな体験を


Rossi 1931はイタリアの伝統と革新、そして職人の情熱が息づく、唯一無二のブランドです。
その製品は、単なる紙や文具ではなく、私たちの日常に「上品さ」と「ときめき」をプラスしてくれる芸術品でもあります。

デジタル化が進む現代、手触りのある紙のぬくもりや、美しいデザインに触れる時間は、私たちにとってかけがえのないものです。

このRossiの紙を通じて、心豊かな紙のある暮らしを始めてみませんか?
きっと、あなたの毎日がより一層、彩り豊かに輝き始めるはずです。

まずは一度、その違いを手に取ってみてください。

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出典・協力
本記事で使用している公式画像は、イタリア・Rossi 1931社より特別に許諾をいただき掲載しています。
 Official images used with kind permission from Rossi 1931 .
Rossi 1931 Official Website